紙上版「ナム!」

脚本家の微笑み返し

 

 いつでもどこでも、コラムをアップできるCGIできてから、脚本担当たるもの一週間に1回くらいはアップしようと考えていた。ところが、6月は1回も書かなかったのだ。なんたることだ。ワケがあるのです。
 南日本新聞枕崎支局に以前いらしたMさんが、今、本社の文化部にいっらしゃるのだが、突然電話があって「夕刊にコラムを書いて欲しい、7月16日から、毎週水曜日、10回」なんて言うのだ。安請け合いしてしまった。劇団員はよく知っていると思うが、わが劇団は安請け合いが得意だ。犯罪と借金以外ならなんでも請合ってしまう。(注:話を面白くするためのオーバーな表現です。他人の犬の散歩や、見ず知らずのじいさんの介護などは請け合いません。若い女性から「元カレに付きまとわれて困っているの、お願いだから、しばらく恋人のふりしてちょうだい」などと依頼されたら請け負うかも知れませんが、その元カレが怖そうな人だったら請け合わないと思われます。)
 これまで、安請け合いして無理に時間をつくって公演したこともあったけど、それがまたいい結果につながったように、引き受けたほうがいいと思ったのだ。しかし、こんなふうにダラダラと馬鹿なことを書くのは慣れているけど、新聞のコラムは別と思われる。しかもシリーズだから穴をあけたら大変だ。新聞だから向こうが見えてしまう。ヘボ探偵が尾行に使う新聞になってしまう。
 そこで、この半月、まとめて書いていたのだ。内容はまさに紙上版「ナム!」。ご期待ください

劇団いぶき

劇団いぶきは、鹿児島県知覧町で40年以上活動している劇団です。