このコラムで、報告すべきこともたくさんありながら、夜は睡魔に負けてなかなかパソコンに向かえなかった。とは言いながら、サッカーのコンフェデレーションズカップはしっかり見ていたのだが…。
報告1
何から報告しよう。まず、私たち劇団いぶきは、宮崎市から招かれて、「終戦60周年記念宮崎市民のつどい」で「ほたる かえる」を上演することになった。8月11日、午前10時に宮崎市民ホールという、キャパ2000人のホールで、イベントのオープニングを飾ることになった。「ほたる かえる」は、小さなスペースで上演することを想定してつくった作品なので、うまくいくかどうかわからないが、私たちのような田舎の劇団に声をかけてくださった宮崎市様、いつも快く上演を承諾くださる原作の赤羽礼子さんに感謝しつつ、作品に込められた思いが少しでも多くの宮崎市民のみなさんの心に届くよう努めなければならない。
報告2
地域に根ざすをモットーとする劇団として、老人福祉施設の慰問を数年来やっているが、今年も二つの施設の夏祭りにおじゃまする。芝居で使ったオリジナルの歌や踊りの部分を再構成してお届けしていたのだが、毎年同じようなネタになってしまうので、昨年は「なつかしの昭和歌謡メドレー」みたいなのをやったらかなり喜んでいただけた。今年もそんな感じになりそう。
舞台監督が異常に昭和歌謡に詳しくて選曲で大いに盛り上がっている。なんだか大衆演劇旅回り一座みたくなっている。で、今年は老人福祉施設だけでなく、町内の2集落からも夏祭りに出演依頼されている。いよいよ股旅だのマドロスだのの衣装も必要か?
報告3
今年も「ねぷた祭り」はお囃子隊としてがんばる予定。知覧のねぷた祭りは7月16日です。いぶき囃子隊を見かけたらご声援をお願いします。
報告4
とある高校の学校公演のご依頼をいただき、「ナム!」を上演する方向で計画がなされつつある。初めは学校の体育館でとのご要望だったが、機材の借り上げや体育館用に演出を練り直さなければいけないことを考えると不可能と諦めかけていたのだが、なんと全校生徒、知覧町民会館まで移動するとのこと。そこまでして観てくださるのだからがんばらないといけない。
以前、「恋と神様とねぷた囃しと」という作品で、地元知覧中学校の学校公演をやらせていただいたことがある。あのときは、せっかくだからと、引き続き一般向けの自主公演も行ったが、もう1日2回もやる体力はありまへん。(「ナム!」学校公演は10月ですが、依頼くださっている高校の主催公演です。)
報告5
若松沙奈枝(♂)さんは、鹿児島県内各地で活動するシンガーソングライター。先般、知覧町の「津軽」という居酒屋で彼のライブに遭遇した。26歳なのに70年代あたりのフォークソングにやたら詳しい。芸名も「古井戸のさなえちゃん」が好きだったことから決めたらしいのだが、そういうエピソードからしてマニアックなフォークソングオヤジを喜ばせてくれる。彼の作る音楽もなんだかとても懐かしい匂いがする。オヤジどもは大いに盛り上がり、19時過ぎから始まったライブは午前0時になってようやく…それでも名残惜しく終了した。
なにより彼がオリジナル曲に込めるピュアな感性に心が洗われた。ウケてやろうなどという下心を感じさせない真っ直ぐな歌詞に彼の人間性が伺える。そして、汚れてしまった我が心を省みてしまう。次ぎに書く芝居では、よけいな小細工はよそうとふと思ってしまう。それでも度胸がないからしちゃうんだけどね、小細工。
若松沙奈枝(♂)さんのHP
http://www.tosp.co.jp/i.asp?i=SANAE325
報告6
南のふるさとづくり推進協議会という全県的な地域興し団体の連絡組織があるのだが、なんと劇団いぶきも以前から加盟していて、そのブロック会議に初めて出席させていただいた。田舎で劇団活動をやると、それが地域興し活動と位置づけられるから面白い。隣町の劇団「ぶえん」さんも、この度加盟された。交流会ではいぶきの芝居を観てくださった方とたくさんお目にかかれた。ありがたいことです。
報告6
コンフェデでは、来年のWCの前哨戦として、われらが日本代表はかなり良い経験をしたわけだが、私も大切なことを学んだ。「試合を見た日は仕事にならんぞ」
報告7
現在、「ほたる かえる」宮崎公演と各種夏祭りの稽古を、知覧町民会館で毎週火・木にやっております。
ほかに報告すべきことはなかったかな?今日はこんな感じでいいでしょうか?まだコンフェデ呆けが直らない私でした。