また長くコラムを更新しなかった。言い訳などしない。雷でモデムが壊れたことや、パソコンのロジックボードが壊れてその交換に、販売店の保証が効いたものの手出し3万円もかかったことや、これを捻出するために中村主水の一味に加わって悪代官と悪徳商人を闇の世界へ葬り、その後、悪代官の墓参りにいったら、喪服を着た黒木瞳と恋に落ちたことなどを言い訳にしない。
ただしパソコンが壊れている間も、私はLANケーブルを右の鼻につっこんで精神を統一し、脳から直接世界に向けてコラムを発信し続けていた。そんな私の努力も報われず、ハリウッドの映画会社から映画化の話しが1件あっただけで、他には何の反応もなかったことが残念でならない。
パソコンも元気を取り戻したし、これから「じいちゃんの日記帳」公演日まで稽古の様子などをアップすることにする。前回「きつね。」の稽古日記がケッコウ好評だったからだ。しかしあのときは映画化の話しはなかったナ。
稽古は順調に遅れている。この暑さに役者の記憶力も鈍っているのか、公演日1ヶ月をきった現在もプロンプが必要な有様だ。ただ、ほぼ全員顔がひきつっているので大丈夫だろう。なんとかしてくれる人たちだと信頼している。…というか、するしかない。
今回は、初めて板に乗る人がいる。短い場面だけど「おいしい役」だ。そのおいしさを味わう余裕ができるまで、稽古稽古である。
道具を担当しているMAEDAから今電話がかかってきた。テーブルを4つ作ってくれと頼んである。今日から作り始めるようだ。「箱形の道具はかさばるから、あとの倉庫がたいへんだよね」と、公演後のことも考えて作るように相談した。せっかくつくった道具は次の芝居に使い回すというのが鉄則だ。
舞台監督は、衣装のことで悩みながらも着々と整えつつある。アマチュア劇団はすべて手作りだ。
暑いし、忙しいし、夏休みだというのに子どもをどこにも連れて行けないし、たいへんな8月になってしまった。