2012年「手のひらを満月に」挿入歌
どこからどこに つながっているの
月はどっちの空に出ているの
過去から未来 未来から過去
時間はどっちに流れているの
確かなものは とても頼りなく
頼りない言葉が真実を孕むの
愛し合った思い出は
愛さなかった記憶の中に隠れて
探し出せないと思った端から
ぽろぽろとこぼれ つながるジグゾーパズルね
それがわたしの ここにいる風景
どこからどこに つながっているの
月はどっちの空に出ているの
黒から白へ 曇りから青空
星空はゆっくりまわっているの
おかしくて笑って すぐにふさいで
涙流れても気付かないほどの
現実の時間がめぐる
夢を見ていた時間が過ぎて
重力に押されて動けないと思っても
まぶた開けて立って 今日が始まっていくのね
それがわたしの 生きて行く風景
どこからどこに つながっているの
月はどっちの空に出ているの
波の音がして 満月の影が 宇宙(そら)につながっている